2021.06.02 15:49 更新
2021.06.01 配信
厚さ1.5mm未満のM.2 D5規格に準拠した超薄型ヒートシンクを採用したNVMe M.2 SSDがApacerから。
通常、NVMe M.2 SSDのサーマルスロットリングを解消するためには、比較的大型のヒートシンクを組み合わせる必要がある。最近ではマザーボード自体にヒートシンクを搭載している製品も増え、一般的な自作市場では発熱問題はだいぶ解消されてきている。
しかし、NUCや産業向けの小型PCではそのような大型ヒートシンクを組み合わせるのが難しく、サーマルスロットリングをどのようにして解消するかは大きな課題となっている。
そこでApacerでは、超小型SSDの後方に放熱フィンを備えた超薄型ヒートシンクを搭載する「Patented Compact SSDs with Cooling Fins」を開発。コントローラの発熱をグラフェンプレートを使い、後方ヒートシンクに移動して冷却することで、厚さを抑えつつ高い冷却性能を実現している。
ちなみにApacerの社内テストによれば、サーマルスロットリングによる速度低下を大幅に抑制でき、60分の連続稼働テストでは5倍以上のパフォーマンスを発揮することができたという。
文: エルミタージュ秋葉原編集部 池西 樹
Apacer Technology Inc.: http://ap.apacer.com/
COMPUTEX TAIPEI 2021: https://virtual.computextaipei.com.tw/