2021.06.03 14:57 更新
2021.06.03 配信
バッファローから、Wi-Fi Allianceが規定した汎用メッシュ規格「Wi-Fi EasyMesh」に対応するWi-Fi 6ルーターが登場した。
現在、無線LANの電波を拡張するには、中継機を使用する方法と、メーカー各社の独自メッシュ機能を使用する方法がある。ただし、前者では親機・中継機間の経路が状況に応じて最適化されなかったり、端末が適切な接続先へ繋ぎ変わらない場合がある。また後者では、異なるメーカー間での運用ができず、また有線LANによるメッシュ環境に非対応となるなど制限が多い。
「Wi-Fi EasyMesh」では、中継機や独自メッシュの欠点が解消。また設定も簡略化されている |
この問題を解消するために登場したのが「Wi-Fi EasyMesh」だ。この機能では親機が中継に最適な通信経路を自動的に選択する他、高速ローミングによってシームレスに最適な接続が可能。さらに有線LANを経由したメッシュ接続にも対応するため、鉄筋コンクリートや離れた場所でも安定した通信が可能になるという。
WSR-5400AX6S |
「WSR-5400AX6S」は、5GHz帯が4,803Mbps、2.4GHz帯が573Mbpsの高速転送に対応する上位モデル。カラーはシャンパンゴールドとブラックの2色。
セキュリティ機能はWPA、WPA/WPA2-mixed、WPA2、WPA3、Any接続拒否、プライバシーセパレーター、MACアクセス制限(最大登録許可台数:64台)など。インターフェイスはギガビットWANx1、ギガビットLANx1を備える。外形寸法は幅59mm、奥行き175mm、高さ177mm、重量約650g。
WSR-1500AX2S |
「WSR-1500AX2S」は、5GHz帯が1,201Mbps、2.4GHz帯が300Mbpsのエントリーモデル。現時点で詳細スペックは明らかにされていないが、インターフェイスはギガビットWANx1、ギガビットLANx3。本体カラーはブラックとホワイトの2色。
なお2019年以降に発売されたWi−Fi 6ルーターにも順次「Wi-Fi EasyMesh」対応のファームウェアが提供される予定だ。
既存モデルに対しても順次「Wi-Fi EasyMesh」対応のファームウェアが提供予定 |
文: エルミタージュ秋葉原編集部 池西 樹
株式会社バッファロー: https://www.buffalo.jp/