2021.06.22 15:17 更新
2021.06.22 配信
本物の紙とペンに書き込むような、書きやすさと読みやすさを特徴とする電子ペーパー「クアデルノ」の新モデルが富士通からリリース。10.3型のA5サイズモデルと、13.3型のA4サイズモデルをラインナップする。
手書きメモやPDFへのペン入力などが行える、アナログの良さとデジタルの利便性を両立させた電子ペーパー。新モデルでは従来の特徴はそのまま、書きやすさと読みやすさが向上した。製品には人気筆記具メーカー「LAMY」とコラボした「ラミースタイラスペン」が付属する。
ワコムのデジタイザ(EMR方式)を搭載し、ペンのレイテンシが約30%向上。曲線や斜め線もより滑らかに書き込めるようになったほか、バッテリーレス仕様のため充電のストレスも解消した。ペンのサイドボタンとテールスイッチには5つの機能を割り当てることが可能で、ペン設定を手軽に切り替えられるペンツールパネルも新たに搭載した。
ディスプレイには、E Ink社の最新電子ペーパー「E Ink Carta 1250」を搭載。高コントラストになったことで、見やすさが格段に向上した。また、プロセッサとメモリの性能向上により、反応速度も約20%改善している。
本体にはストレージ32GBを内蔵し、約10,000のPDFファイルを保存可能。接続インターフェイスはUSB2.0 Tyep-C。外形寸法と重量は、A5サイズモデルが幅173.2mm、奥行き242.5mm、厚み5.9mm、約261g。A4サイズモデルが幅222.8mm、奥行き301.1mm、厚み5.7mm、368g。
文: エルミタージュ秋葉原編集部 絵踏 一
富士通クライアントコンピューティング株式会社: https://www.fujitsu.com/jp/