2021.06.25 11:05 更新
2021.06.24 配信
UL Benchmarksより、CPUのパフォーマンスを計測できる「3DMark」の新しい機能テスト「3DMark CPU Profile」がリリース。「3DMark」への無償アップデートで提供され、「3DMark Advanced Edition」および「3DMark Professional Edition」で利用できる。
「3DMark CPU Profile」は総合スコアのみを表示するテストとは異なり、スレッド数に応じたCPUパフォーマンスを把握できるのが特徴。最初に使用可能な最大のスレッドを使用したテストを行い、続いて16スレッド、8スレッド、4スレッド、2スレッド、シングルスレッドのパフォーマンスを計測し、個別にスコアを表示する。スコアは高速であるほど、より高い数値で評価される。
ちなみに最大スレッドテストはCPUの潜在的なすべてのパフォーマンスを評価するために有効で、16スレッドテストはデジタルコンテンツや3Dレンダリングなど、マルチスレッドの恩恵を受ける集約型タスクのCPUパフォーマンス指標に適している。8スレッドテストは最新のDirectX 12ゲームのパフォーマンスに最も影響するとされ、4スレッドおよび2スレッドテストはDirectX 9向けゲームのフレームレートに影響、シングルスレッドテストは最も基本的なタスクおよびゲームパフォーマンスの指標として利用できる。
また、スレッドごとのスコアの下に表示されるバーの位置により、本来期待されるパフォーマンスの中央値との比較が可能。仮にスコアが中央値を下回っている場合は、冷却環境やバックグラウンドのプロセスに問題があることを示している。
さらに中央値からバーの先端までの範囲は、想定されるオーバークロックのパフォーマンス。主にオーバークロッカーなどを対象に、伸びしろを把握するための目安として利用することが想定されている。
文: エルミタージュ秋葉原編集部 絵踏 一
UL Benchmarks: https://benchmarks.ul.com/