2021.06.29 13:00 更新
2021.06.29 配信
シャープが新たに開発した、次世代の液晶ディスプレイ「mini LED 次世代ディスプレイ」が発表。輝度やコントラストなどの表示性能が飛躍的に向上、液晶ディスプレイや大画面テレビのさらなる高画質化を可能にするという。
バックライト光源として、従来機比で約1/10サイズの小型LEDを8,000個以上配置。これらを1,000以上のエリアに細かく分割して駆動、描画する映像に応じて各エリアのLED点灯・非点灯をきめ細かく制御している。これにより電力の効率的な運用が可能なほか、2,000nit(cd/m2)以上の高いピーク輝度、100万:1の高コントラスト比を実現した。
今回開発された65V型の試作機は、液晶パネルと小型の青色LEDを配置したバックライトで量子ドットシートをサンドイッチにする構造。青色の光を波長変換する量子ドット技術により、従来機比約1.2倍の広色域表現も可能とされる。
文: エルミタージュ秋葉原編集部 絵踏 一
シャープ株式会社: https://jp.sharp/