2021.07.13 11:34 更新
2021.07.12 配信
SK hynixより、10nmの第4世代である1Anm(αnm)技術を用いた8Gb LPDDR4モバイルDRAMについて、今月からの量産開始がアナウンスされた。また、同社の大量生産品向けとして初めて、従来より微細な加工を可能にするEUV(極端紫外線)露光装置が採用されている。
現行主流の1Znm世代に比べ高密度化が可能なため、同サイズのウェハーから製造されるDRAMチップ数が約25%増加。コスト競争力の改善に加え、世界市場における半導体の需給状況緩和にも役立つとされる。
1Anm世代の8Gb LPDDR4モバイルDRAMは、2021年後半よりスマートフォンメーカー向けに製品を提供予定。また、2020年10月に当時世界初の次世代DRAMとして発表された「DDR5 DRAM」についても、来年初頭より1Anm技術を適用するとしている。
文: エルミタージュ秋葉原編集部 絵踏 一
SK hynix: https://www.skhynix.com/