2021.07.30 10:15 更新
2021.07.29 配信
Intelから、製造プロセス10nmのIce Lakeを採用するワークステーション向けCPU「Xeon W-3300」シリーズが登場した。
Cascade Lake世代の「Xeon W-3200」(最大28コア/56スレッド)からコア数は最高38コア/76スレッドへと拡張。またバスインターフェイスがPCI-Express3.0からPCI-Express4.0に、メモリチャネルも6chから8chへとアップデートされている。
これにより、先代モデルとの比較では「Cinema 4D」は最大45%、「AutoDesk Maya」の3Dレンダリングは最大27%、「Adobe Premium Pro」は最大20%高速化されているという。
またIntel AVX-512拡張命令や、AI処理を高速化する「Intel Deep Learining Boost」、高速無線LAN機能「Intel Wi-Fi 6E」、エンタープライズ向けPCI-Express4.0 SSD「Intel Optane SSD P5800X」に対応する。
製品ラインナップは38コア/76スレッドの「Xeon W-3375」を筆頭に、32コア/64スレッドの「Xeon W-3365」、24コア/48スレッドの「Xeon W-3345」、16コア/32スレッドの「Xeon W-3335」、12コア/24スレッドの「Xeon W-3323」の計5モデル。
動作クロックは最高4.0GHz(シングルコア時のブーストクロック)、メモリクロックは最高3,200MHz(ECC対応)、メモリ容量は最大4TB、TDPは220W~270W。
文: エルミタージュ秋葉原編集部 池西 樹
Intel Corporation: http://www.intel.com/