2021.09.01 10:26 更新
2021.08.31 配信
Western Digitalから、組み込み向けNANDフラッシュ「iNAND」がベースとなる「OptiNAND」技術採用の20TB HDDについて、サンプル出荷が開始された。
「OptiNAND」では、iNANDフラッシュに加え、最適化したファームウェアアルゴリズムやSoCを組み合わせることで、大容量のメタデータを保存可能。また書込データのキャッシュも可能となることから、HDDのパフォーマンスを引き上げることができるというもの。さらにDRAMキャッシュと異なり、不意の電源断が発生した場合でもデータを保持できるメリットもある。
今回発表されたサンプルドライブでは「OptiNAND」の他に、「トリプルステージアクチュエータ」(TSA)や「HelioSealテクノロジ」「ePMRテクノロジ」などの最新技術を採用した2.2TBの高密度プラッタを9枚内蔵することで、20TBの大容量を実現。最終的には50TBクラスの超大容量ドライブも可能になるという。
なお「OptiNAND」技術については、既存モデルに随時導入予定。また年内には新規モデルも発表される予定だ。
文: エルミタージュ秋葉原編集部 池西 樹
Western Digital: https://www.westerndigital.com/