2021.09.06 15:12 更新
2021.09.02 配信
Samsungより、スマートフォンなどに搭載されるモバイル向けの最新イメージセンサー「ISOCELL HP1」が発表。現行の最高峰である1億800万画素センサーを超える、業界初の2億画素に対応した。
1ピクセルあたりのサイズはわずか0.64μm。ここまで極小サイズになれば光量面で不利になるところ、暗所撮影を想定したピクセルビニング技術「ChameleonCell」を搭載。環境に応じて隣接ピクセルをまとめ、擬似的な1ピクセルとして扱うことで光量を確保する。
具体的には、2×2または4×4のピクセルをまとめることで、5,000万画素または1,250万画素のセンサーとして利用することが可能だ。
また、動画は30fpsの8K動画撮影に対応。隣接する4つのピクセルをまとめて5,000万画素または8,192×6,144ドットに下げることで、トリミングや縮小なしに8K撮影を可能にしている。
また、高速オートフォーカスが可能な1.0μmイメージセンサー「ISOCELL GN5」も同時リリース。フォトダイオードを水平・垂直に配置して光の変化を検知する「Dual Pixel Pro」を搭載、高速なオートフォーカスを実現している。また、新技術の「Front Deep Trench Isolation(FDTI)」によりフルウェル容量(FWC)が向上、ピクセル内クロストークを抑えより鮮明な画像が撮影できる。
なお、新しい「ISOCELL HP1」および「ISOCELL GN5」センサーについては、すでにサンプル出荷が開始されている。
文: エルミタージュ秋葉原編集部 絵踏 一
Samsung Electronics Co., Ltd,: https://www.samsung.com/