2021.09.13 16:12 更新
2021.09.13 配信
一般的なVRヘッドセットとは異なり、寝ながら使用することを前提に開発された世界初のVRデバイス「HalfDive」がDiver-Xからリリース。重量とサイズの制約から解放された、圧倒的な視野角と映像美が楽しめるという。
なお、Diver-X代表取締役兼HalfDive開発責任者の迫田氏は「ソードアート・オンラインに魅了されて以来、様々なVRデバイスの開発を行ってきた」という人物。製品は、11月6日からKickstarterによるクラウドファンディングが開始される予定だ。
VRヘッドセットは動きながら使用する前提のため小型・軽量であることが求められる一方で、据え置き型の「HalfDive」には無縁。スペースや重量の制約が少ないため、性能・機能と快適性を両立できるメリットがある。
合計10枚の非球面レンズを搭載し、最大約134°の超広視野角と鮮明な映像を実現。最上位モデルには可変焦点機能も盛り込まれる。解像度は両目3,200×1,440ドット(片目1,600×1440)、リフレッシュレート90Hz以上、ダイヤル式の物理IPD調節は58~82mm。
また、頭全体を覆う球状筐体を生かした、合計4スピーカーの没入型サウンドを内蔵。2基のファンによる風フィードバック、ワイヤーを用いた力覚フィードバック、足音や銃声などを伝えるエキサイターを用いた振動フィードバックなど、多数の感覚フィードバックシステムも備える。
そのほか、左右の足首の傾きでアバターの身体動作をエミュレーションする足コントローラとエミュレーションシステムを搭載。ゲーム向けVRのほか、寝ながらの快適なPC作業や医療・介護分野などへの活用も想定しているという。
文: 編集部 絵踏 一
Diver-X株式会社: http://diver-x.jp/