2021.10.19 12:00 更新
2021.10.18 配信
Appleの新製品発表イベントにて、フルモデルチェンジを果たした新しい「MacBook Pro」が発表された。自社開発の最新プロ向けSoCの「M1 Pro」と「M1 Max」を搭載した製品で、従来モデルから性能が大きく向上している。本日より予約受け付けを開始し、10月26日に発売予定。
「M1 Pro」は、CPUが高性能コア×8/高効率コア×2構成の最大10コアで、最大16コアのGPUを内蔵。上位チップの「M1 Max」は、同じく最大10コアのCPUと最大32コアのGPUを内蔵している。前世代「M1」からトランジスタ数は倍増し、CPU性能は最大70%向上、GPU性能は「M1 Pro」で2倍、「M1 Max」は4倍の性能向上を実現した。
また、「M1 Pro」搭載モデルは最大200GB/secのユニファイドメモリ最大32GB、「M1 Max」搭載モデルは最大400GB/secのユニファイドメモリ最大64GBを搭載可能。「プロ向けのワークロードにとって革新的」(Apple)な大容量メモリ構成に対応する。
なお、ストレージは標準512GB/1TBで最大8TBのオプションを選択できる。
ディスプレイは、初めてミニLEDバックライトを内蔵した「Liquid Retina XDRディスプレイ」を搭載。解像度は14型モデルが3,024×1,964ドットで16型モデルが3,456×2,234ドット、最大輝度1,600nit、最大120Hzの可変リフレッシュレートに対応する。また、ベゼルを3.5mm幅まで狭めた狭額縁デザインを採用、上部に設けられたノッチ部分には1080p FaceTime HDを内蔵する。
そのほか、「Magic Keyboard」からは従来の「Touch Bar」が廃止され、物理ファンクションキーが復活。インターフェイスも大幅拡充されており、Thunderbolt 4×3、HDMI×1、SDカードスロット×1、イヤホンジャックを装備、マグネット式充電端子の「MagsSafe 3」も備える。
また、スタジオ品質を謳う3基のマイクアレイ、低音域が80%向上したDolby Atmos空間オーディオ対応のスピーカーシステムを搭載。ネットワークはWi-Fi 6をサポートする。
省電力志向だった「M1」と同様バッテリーライフにも優れ、14型モデルが最大17時間、16型モデルは最大21時間の動画再生が可能。Adobe Lightroom Classicを使った画像編集の場合、最大で従来の2倍長いバッテリー駆動が可能という。
外形寸法と重量は、14型モデルが幅31.26cm、奥行き22.12cm、高さ1.55cm、1.6kg。16型モデルが幅35.57cm、奥行き24.81cm、高さ1.68cm、2.1~2.2kg。カラーはシルバーとスペースグレイの2色をラインナップする。
文: 編集部 絵踏 一
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