2021.10.20 11:14 更新
2021.10.19 配信
Googleより、オリジナルスマートフォンの最新モデルが発表された。自社開発のプロセッサ「Google Tensor」を搭載した端末で、スタンダードモデルの「Pixel 6」と上位モデル「Pixel 6 Pro」をラインナップ。いずれもOSはAndroid 12を搭載する。
直販のGoogleストアのほか、「Pixel 6」はソフトバンクとau、「Pixel 6 Pro」はソフトバンクからキャリア版が発売される。
「Google Tensor」は、GoogleがPixelスマートフォン専用に開発した最新プロセッサ。「Pixel 5」が搭載していたSnapdragon 765Gとの比較では、CPU性能は80%、GPU性能は370%向上。AI処理性能も大幅に強化されている。セキュリティコプロセッサの「Titan M2」も搭載され、“スマートフォン最高レベル”を謳う複数レイヤーのハードウェアセキュリティを備えている。
優れた機械学習能力を生かした「ライブ翻訳」機能を搭載。TwitterやLINEなどのアプリにも対応する翻訳機能で、送られたメッセージをほぼリアルタイムで日本語に翻訳、日本語で入力した文章も別言語で翻訳してくれる。またボイスレコーダーアプリは日本語の書き起こしにも対応する。
Google Pixel 6 Pro |
また、いずれも横一線のバーにカメラを搭載。「Pixel 6」は1,200万画素超広角(F2.2)+5,000万画素広角(F1.85)構成の2眼カメラ、「Pixel 6 Pro」は1,200万画素超広角(F2.2)+5,000万画素広角(F1.85)+4,800万画素望遠(F3.5)構成の3眼カメラを装備している。「Pixel 5」に比べ、取り込める光の量が150%増えているという。特に「Pixel 6 Pro」の望遠カメラは光学4倍ズームに対応、超解像望遠技術と組み合わせることで最大20倍ズームに対応する。
さらにインカメラは、「Pixel 6」が800万画素、「Pixel 6 Pro」は1,100万画素の超広角カメラを備えている。
Google Pixel 6 |
主な仕様は、「Pixel 6」がリフレッシュレート90Hzの6.4インチ有機EL(2,400×1,080ドット)、プロセッサにGoogle Tensor、メモリ8GB、ストレージ128GB/256GBなど。5G通信はSub-6に対応する。
「Pixel 6 Pro」はリフレッシュレート120Hzの6.7インチ有機EL(3,120×1,440ドット)、Google Tensor、メモリ12GB、ストレージ128GB/256GBというスペック。5G通信はSub-6とミリ波に対応する。
そのほか、ディスプレイ内蔵の指紋センサー、USB PD 3.0の急速充電とQiのワイヤレス充電、Wi-Fi 6Eなどをサポート。ボディはIP68の防水・防塵仕様で、おサイフケータイ機能(FeliCa)も備えている。SIM仕様はnanoSIM+eSIM構成。
Google Pixel 6 |
外形寸法と重量は、「Pixel 6」が幅74.8mm、奥行き158.6mm、厚み8.9mm、207g。カラーはStormy Black/Sorta Seafoam/Kinda Coralの全3色。「Pixel 6 Pro」は幅75.9mm、奥行き163.9mm、厚み8.9mm、210g。カラーはStormy Black/Sorta Sunny/Cloudy Whiteをラインナップする。
文: 編集部 絵踏 一
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