2021.10.29 12:47 更新
2021.10.29 配信
独自のダイナミックドライバーを基軸とする新設計を採用した、Acoustuneブランドのフラッグシップイヤホン「SHO-笙-」がリリース。これまでの量産品ではやむを得ず採用を諦めていた新素材・新技術が惜しげもなく投入されており、同ブランドでは初めて製品に愛称が与えられた。
ドライバーユニットは、医療グレードのポリマーバイオマテリアルを使用した「ミリンクス振動板」に「日本製ベリリウム薄膜加工ドーム」を組み合わせた複合構成。全帯域における継ぎ目のないリニアな再生と豊かな低音といったダイナミック型ドライバーの特性に加え、高剛性なメタルドームで共振を抑えることで締まりのある低音を実現しているという。
また、音響チャンバー素材にはドライバーのレスポンスを最大限に高めるため、CNC切削の超々ジュラルミン(A7075)を採用。チタンと同等の強度を備えつつ、より高精度な加工が可能になった。
音響チャンバーとハウジングは完全分離のモジュラー構造で、新モデルではチャンバー部分を換装してオプション・アップグレードに対応できる「Acoustune Capsule Technology(A.C.T)」が初採用されている。
そのほか、オーディオケーブル専業メーカーと共同開発した「ARS100」シリーズのケーブルを採用。線材はシルバーコートOFC線と極細OFC線のハイブリッドで、コネクタには日本ディックス製Pentaconn Ear端子が使用されている。
主な仕様は、周波数特性10Hz~25KHz、入力感度110dB(1mW)、インピーダンス24Ω(1KHz)。接続インターフェイスは3.5mm 3極プラグで、ケーブル込みの重量は約57g。
文: 編集部 絵踏 一
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