2021.12.02 10:47 更新
2021.12.01 配信
ハワイで開催されている「Snapdragon Tech Summit 2021」の2日目、Qualcommより新たにゲーミングデバイスに最適化された最新SoC「Snapdragon G3x Gen 1」が発表された。
CPUはCortex-X2ベースの「Kryo CPU」、GPUは新設計の「Adreno GPU」を採用。4Kゲーミングのリフレッシュレート最大144Hzプレイ、10bit HDR表示に対応する。AndroidのゲームアプリやXbox Cloud Gaming、Steam Remote Playが動作するとされ、クラウドゲーミングやコンソールゲーム機・PCのゲームをストリーミングするといった用途が想定されている。
ネットワークはミリ波およびSub-6の5G通信、Wi-Fi 6/6Eに対応。USB Type-Cを介したマルチスクリーン拡張にも対応しており、4Kテレビのコンパニオンコントローラとしても機能する。また、オーディオは「Snapdragon Sound」テクノロジーに対応する。
「Snapdragon G3x Gen 1」を搭載したデバイスとしては、Razerと共同開発したゲーム開発キット「Snapdragon G3x Handheld Gaming Developer Kit」が発表。開発者向けに提供が開始された。
ディスプレイはリフレッシュレート120Hz、10bit HDR表示に対応したフルHD+解像度の6.65インチ有機ELを搭載。ネットワークは5G通信(ミリ波/Sub-6)とWi-Fi 6/6Eに対応する。1,080p/60Hzの500万画素インカメラにより自分のプレイ風景をキャプチャ、単体でストリーミング配信が可能という。
文: 編集部 絵踏 一
Qualcomm Incorporated: https://www.qualcomm.com/