あのショート基板を表裏から丸ごと覆う専用設計

EK Water Blocksより、GeForce RTX 3070 Ti向けのGPUウォーターブロック「EK-Quantum Vector FE RTX 3070 Ti D-RGB」シリーズがリリース。日本向けには販売されなかった「Founders Edition」に対応する製品で、特異なショートサイズの基板を表裏からすべて覆う“全身水冷化”仕様のウォーターブロックになっている。

外装はアルミニウム製のアウターシェルとバックプレート、ARGB対応のLEDが内蔵されたアクリルウインドウで構成。カラーはブラックとシルバーの2色をラインナップする。

EK-Quantum Vector FE RTX 3070 Ti D-RGB – Silver Special Edition

ウォーターブロックのコアにあたるベースプレートは、12mm厚の電解銅から削り出され、ニッケルメッキで処理。ショート基板に密集したコンポーネントすべてを効率よく冷却するため、非常に分厚い銅ベースが採用された。

冷却エンジンはこれまでEKが手がけたもので最大規模であり、既存の「EK-Quantum Vector」シリーズのウォーターブロックからフィンの表面積が30％拡大されているという。フィンアレイには0.6mm幅のマイクロチャネルを備えた31のマイクロフィンを搭載、水流のロスを最小限に抑える構造になっている。

そのほか、内蔵する20灯のARGB LEDは主要マザーボードメーカーのライティング技術に対応。同様のARGBデバイスとイルミネーションを同期できる。外形寸法は幅97.5mm、奥行き209.5mm、厚み28.5mm。

文： 編集部 絵踏 一
EK Water Blocks： https://www.ekwb.com/