24時間連続40℃動作の600W電源

SilverStone Technology（本社：台湾）は2021年12月29日（現地時間）、FlexATX電源ユニット「FX600 Platinum」（型番：SST-FX600-PT）を発表した。

小型筐体が採用するFlexATX規格で、外形寸法は幅81.5mm、奥行き150mm、高さ40.5mm、重量1.12kg。80PLUS認証プログラムとは一線を画すCybenetics Platinum認証を取得し、24時間連続稼働を前提に40℃の動作温度で600Wの連続出力を可能とする。

出力は+12シングルレーン50Aで、+3.3Vおよび+5Vは15A、-12Vは0.3A、+5VSBは2.5Aとされる。また1次側コンデンサには日本メーカー製105℃品の採用を謳い、アクティブPFC回路を実装。内蔵ファンは40mm（Long life bearing fan）で、負荷状況に応じて回転が可変する。なお騒音値は最小20dBA。

各種保護回路は、過電流保護（OCP）、過電力保護（OPP）、過電圧保護（OVP）、短絡保護（SCP）、低電圧保護（UVP）、過熱保護（OTP）を搭載。コネクタはATX 20+4pin x1、CPU 4+4pin x1/CPU 8pin x1、PCI-Express6+2pin x2、FDD x1、4pinペリフェラルx3、SATA x2で、いずれも直結式。

FlexATX規格は需要が限定されており、コンシューマ向けとしての国内流通量は極少数。FX600 Platinumの国内販売も代理店次第といったところ。

文： エルミタージュ秋葉原編集部 松枝 清顕
SilverStone Technology： https://www.silverstonetek.com/