2022.01.20 20:18 更新
2022.01.20 配信
Thermaltake Technology(本社:台湾)は2022年1月20日、CESに合わせて行われた「2022 Thermaltake Expo」のメディア向けオンライン発表会を開催。まもなく登場予定の新作ミドルタワーPCケース「V350 TG ARGB Air」と「View 300 MX」を披露した。
「V350 TG ARGB Air」では、フロントパネルに「Ttロゴ」をモチーフにした通気孔が多数用意されている |
「V350 TG ARGB Air」は、「Ttロゴ」デザインの通気孔を備えたフロントパネルが印象的なミドルタワーPCケース。「Divider 300 TG Air」の流れをくむ製品だが、左サイドパネルは上下分割式の三角形型強化ガラスパネルから、標準的なスクエアタイプの強化ガラスパネルへと変更され、内部へのアクセスが簡略化されている。
また細部まで分解ができるThermaltakeおなじみの「Dismantlable Modular Design」構造を採用するなど、組み込みやすさを重視した設計になっているのが特徴だ。
冷却ファンはフロント120mmx3または140mmx2(120mm ARGBファンx3標準)、トップ120/140mmx1、右サイド120mmx2、リア120mmx1(120mm静音ファン標準)で、ラジエターはフロント360/280mm、リア120mm、右サイド240mmまで対応。拡張スロットは7段で、90°回転ができるためグラフィックスカードの垂直配置にも対応する。
ドライブベイは2.5/3.5インチベイx2、2.5インチベイx5、I/OポートはUSB3.2 Gen.2 Type-Cx1、USB3.0x2、HDオーディオx2。各有効スペースはグラフィックスカードが最長390mm、CPUクーラーが全高160mmまで。
本体カラーはブラックとホワイトの2色。外形寸法は幅220mm、奥行き461mm、高さ475mm。なおグローバル市場向けには2022年第1四半期より発売が開始され、価格は120ドル前後を予定している。
View 300 MX |
「View 300 MX」は、国内で人気の「View」シリーズに属する最新ミドルタワーPCケース。フロントパネルは、強化ガラスと「Ttロゴ」の通気孔を備えたスチールの2種類が付属し、ユーザーが任意のパネルを選択できる。
「View 300 MX」には、2種類のフロントパネルが付属し、ユーザーが自由に交換できる |
また冷却性能を重視した設計も特徴で、フロントには200mmの大口径ARGBファンを2基、リアには120mm ARGBファンを1基を標準装備。さらに強化ガラスパネルの周辺をメッシュ加工にすることで、どちらのフロントパネルを選択した場合でも十分なエアフローを実現できるという。
ラジエターはフロントと右サイドが360mm、トップが280mm、リアが140mmまで搭載可能。拡張スロットは7段で、こちらのモデルもスロット部分を90°回転できるためグラフィックスカードの垂直設置に対応する。
I/OポートはUSB3.2 Gen.2 Type-Cx1、USB3.0x2、HDオーディオx2。各有効スペースはグラフィックスカードが最長360mm、CPUクーラーが全高170mmまで。外形寸法は幅230mm、奥行き490mm、高さ505mm。本体カラーはブラックとホワイトの2色で、グローバル市場向けには2022年第1四半期より発売開始。価格は150ドル前後になる見込みだ。
「AH T200 Turquioise」に合わせて「Turquoise」カラーの電源ユニットが実装されていた。なお容量やその他のカラーバリエーションについては現在検討中とのこと |
「Core P6/P8」向けのポンプ一体型リザーバープレートも展示されていた。なお「Core P5/P3」向けモデルについては現時点で予定はないとのこと |
また最近ラインナップが増えている「Turquoise」カラーのPCケースに合わせた電源ユニットや、セミオープンフレームPCケース「Core P6/P8」向けのポンプ一体型リザーバープレートも準備中だ。
文: エルミタージュ秋葉原編集部 池西 樹
Thermaltake Technology: https://jp.thermaltake.com/