2022.01.26 18:22 更新
2022.01.26 配信
Transcend Information.Inc(本社:台湾)は2021年1月26日、112層3D NANDフラッシュを採用するNVMe M.2 SSD「MTE720T」シリーズなど3シリーズを発表した。
最新の112層3D NANDフラッシュを採用したことで、セルあたりのストレージ密度はこれまでの96層モデルの2倍を達成した他、スループットも50%高速化されている。またP/Eサイクルは3,000回で、データのアクセスが頻繁に発生する重いワークロードにも対応する。
「MTE720T」はPCI-Express4.0(x4)接続に対応するハイエンドモデル。コントローラは8chアクセスに対応し、転送速度はシーケンシャル読込7,400MB/sec、書込6,000MB/sec。容量は500GB~2TBまでラインナップし、DRAMキャッシュを搭載する。
「MTE710T」はPCI-Express4.0(x4)接続に対応するミドルレンジモデル。コントローラは4chアクセスに対応し、転送速度はシーケンシャル読込3,800MB/sec、書込3,200MB/sec。容量は256GB~2TBまでラインナップし、DRAMキャッシュを搭載する。
「MTE670T」はPCI-Express3.0(x4)接続に対応するエントリーモデル。転送速度はシーケンシャル読込2,100MB/sec、書込1,600MB/sec。容量は256GB~1TBまでラインナップし、DRAMキャッシュは非搭載。
いずれもフォームファクタはM.2 2280、動作温度は-20~75℃の拡張温度に対応し、ECCエンジンやグローバルウェアレベリング、不良ブロック管理、ガーベッジコレクション、動的サーマルスロットリングなどの機能を備える。
文: エルミタージュ秋葉原編集部 池西 樹
Transcend Information.Inc: http://www.transcend-info.com/