ハイエンド構成に対応するメインストリーム向けの新型電源

FSP（本社：台湾）は2022年2月24日（現地時間）、80PLUS GOLD認証を取得したセミモジュラータイプの電源電源ユニット「Hydro GT PRO」シリーズを発表した。850Wと1000Wの2モデルをラインナップする。2月中にグローバル市場で発売が開始される予定で、価格は119ドルから。

直結ケーブルを含め、ケーブルはすべて取り回し容易なフラットケーブルを採用。2系統のCPU補助電源（EPS12V）や6系統のPCI-Express補助電源を備えるなど、ハイエンド構成のシステムにも対応する。

日本メーカー製の450V/105°コンデンサを採用する高信頼性設計も特徴。+12Vは大出力に対応するシングルレーン仕様で、高効率動作を可能にするDC-DCモジュール設計、低ノイズ志向のフルブリッジLLC回路などを備える。

また、冷却機構には静音仕様かつ高耐久な120mm径のFDBファンを搭載。負荷30％以下でファン回転を停止するセミファンレス動作に対応するほか、セミファンレス機能をON/OFFできる「ECO Switch」を背面に備える。

OCP/OVP/OPP/SCP/OTPの各種保護回路を搭載し、MTBFは10万時間。外形寸法は幅150mm、奥行き150mm、高さ86mm。

文： 編集部 絵踏 一
FSP： https://www.fsp-group.com/