低遅延のゲームモード、第3世代ANCにも対応

Qualcomm Incorporated（本社：アメリカ）は2022年2月28日（現地時間）、ワイヤレスオーディオ向けの最新コントローラ「Qualcomm S5 Sound Platform (QCC517x) 」および「Qualcomm S3 Sound Platform (QCC307x)」を発表した。

最大16bit/44.1Hzで音質劣化のないロスレス伝送を可能にする、ワイヤレスイヤホン・ヘッドホン向けのコントローラIC。2021年9月に発表した「aptX Lossless」に対応しており、Snapdragon 8 Gen 1などSnapdragon 8モバイルプラットフォーム搭載端末と組み合わせることで、CD音質のロスレスオーディオをワイヤレスで伝送できる。

また、音源に応じて24bit/96Hzのハイレゾ再生にも対応。68msの低遅延伝送を行うゲームモードを備えるほか、第3世代のアダプティブアクティブノイズキャンセリング機能を標準でサポートしている。なお、対応コーデックはaptX系やAACなど。

新しい「Qualcomm S5 Sound Platform (QCC517x) 」および「Qualcomm S3 Sound Platform (QCC307x)」は、すでにサンプル出荷を開始。2022年後半に搭載製品が発売される見込みとなっている。

文： 編集部 絵踏 一
Qualcomm Incorporated： https://www.qualcomm.com/