2022.03.22 10:21 更新
2022.03.21 配信
AMD(本社:アメリカ・カリフォルニア州)は2022年3月21日(現地時間)、3D V-Cache技術を採用したデータセンター向けCPU「第3世代EPYC」シリーズを発表した。
キャッシュメモリを積層して実装する3D V-Cache技術を採用したことで、従来の3倍にあたる768MBの大容量L3キャッシュを搭載。Zen3コアと積層キャッシュ間の遅延も最小限に抑えられており、SynopsysVCSのシミュレーション処理では従来モデルから最大66%もパフォーマンスが向上したという。
ソケットやソフトウェア互換性については、従来の第3世代EPYCを継承しており、既存のシステムに導入可能。またTDPも最大280Wで変わらないことから、冷却システムなどもそのまま流用できる。
製品ラインナップは「EPYC 7773X」(64コア/128スレッド/定格2.20GHz/最大3.50GHz/TDP280W)を筆頭に、「EPYC 7573X」(32コア/64スレッド/定格2.80GHz/最大3.60GHz/TDP280W)、「EPYC 7473X」(24コア/48スレッド/定格2.80GHz/最大3.70GHz/TDP240W)、「EPYC 7373X」(16コア/32スレッド/定格3.05GHz/最大3.80GHz/TDP240W)の計4モデル。なお価格はそれぞれ8,800ドル、5,590ドル、3,900ドル、4,185ドル。
文: エルミタージュ秋葉原編集部 池西 樹
AMD: http://www.amd.com/