2022.03.24 11:07 更新
2022.03.23 配信
Intel Corporation(本社:アメリカ カリフォルニア州)は2022年3月23日(現地時間)、新しい電源仕様として「ATX 3.0」および「ATX12VO 2.0」を正式発表した。
かねて各メーカーより対応情報などがリリースされていた、Intelによる新しい電源仕様「ATX 3.0」が正式にアナウンス。新たにPCI-Express5.0世代の電源コネクタとして「12VHPWR」が追加される。
「12VHPWR」コネクタの仕様は昨年11月に公開されたガイドラインを反映したもので、「将来的にPCI-Express5.0デスクトップ拡張カード(グラフィックスカードなど)のほとんどに搭載されることになる」とされる。電源供給用とサイドバンド信号用コネクタで構成され、1系統で最大600Wを給電可能。
また、主にスモールフォームファクタ向けに、新しい省電力仕様が盛り込まれた「ATX12VO 2.0」もリリース。従来モバイル・サーバープラットフォーム向けに導入されていたアプローチで、アイドル時の消費電力を極めて低く制限する。
「ATX12VO 2.0」に準拠した最初の製品としては、MSIよりスリムデスクトップPCの「MPG Trident AS」および「Creator P100A」が発売。さらにその他の「ATX12VO 2.0」および「ATX 3.0」仕様に基づく製品は、2022年中に発売される予定になっている。
文: 編集部 絵踏 一
Intel Corporation: https://www.intel.com/