2022.03.30 15:39 更新
2022.03.30 配信
キオクシア株式会社(本社:東京都港区)は2022年3月30日、UFS3.1に準拠した車載機器向けの組み込み式フラッシュメモリについて、サンプル出荷の開始を発表した。
自動車のインフォテインメントシステムやADASの高機能化、外部との通信増加などに伴う、車載機器のストレージ容量増加の要求に応える新製品。3次元フラッシュメモリ「BiCS FLASH」を採用し、容量は64GB/128GB/256GB/512GBの4モデルをラインナップする。
また、従来の車載向け組み込みフラッシュメモリ(前世代512GBモデル「THGAFBT2T83BABI」)と比較し、シーケンシャル読込性能が約2.2倍、シーケンシャル書込性能は約6倍へと大幅に向上。システムの高速起動やOTAによるシステム更新の高速化に貢献する。
そのほか、AEC-Q100 Grade2に適合し、-40~105℃までの広い動作温度範囲に対応。過酷な車載環境に耐える高い信頼性を備えている。
なお新製品は、本日より64GB/128GB/256GBのサンプル出荷を開始。4月以降に512GB製品が追加される。
文: 編集部 絵踏 一
キオクシア株式会社: https://www.kioxia.com/ja-jp/