2022.04.04 15:04 更新
2022.04.04 配信
ソニー株式会社(本社:東京都港区)は2022年4月4日、対話を通じて成長するエンタテインメントロボット「poiq」を発表した。現在開発中のロボットで、一般から募ったユーザーが育成に参加するプロジェクトも開始されている。
「poiq」は、アニメや映画などの物語において、主人公に寄り添い共に成長していく“バディ”のような存在を目指して構想されたエンタテインメントロボット。対話を通じてユーザーを理解しながら成長し、ユーザーの興味や関心に沿った知識を対話に活用、より充実したコミュニケーションが図れるようになる。
声や喋り方は複数のキャラタイプから選べるよう開発中。現時点で利用可能なキャラタイプ「アマーリ」の声は、声優の花守ゆみりさんが担当している。顔部分に3軸、ホイールに2軸の可動部を備え、カメラ、スピーカー、マイク×4を内蔵。6軸検出システム(3軸ジャイロ・3軸加速度)やToFセンサー、ミリ波レーダーセンサー、近接センサーなどの各種センサーを備えている。
リリースと同時に開始されたプロジェクトでは、広く一般から募った参加者に約1年間実際に「poiq」と暮らしてもらい、必要な知識をロボットに教えながら育成に挑戦する。自然対話技術を進化させることを狙ったプロジェクトで、そのガイド役には声優の雨宮天さんがクリエイターの立場で参加。公式YouTubeチャンネル「雨宮天のてくてく天ちゃん」にてスタートする「天ちゃんのpoiq研究所」でリーダー役を務める。
育成プロジェクトのWebサイトにてアンケートへの回答・申込みを済ませて応募すると、選考・抽選の結果“研究員”として選定される。なおプロジェクトの参加費は税込5,000円で、実施期間は2022年4月4日~2023年3月31日まで。
文: 編集部 絵踏 一
ソニー株式会社: https://www.sony.jp/