2022.04.20 00:00 更新
2022.04.19 配信
AMD(本社:アメリカ)は2022年4月19日、Zen 3+アーキテクチャを採用するビジネスノートPC向けCPU「Ryzen PRO 6000」シリーズを発表した。
今年2月にリリースされた「Ryzen 6000 Mobile」シリーズをベースにセキュリティ機能などを追加したモデルで、CPU性能は従来の「Ryzen PRO 5000 Mobile」シリーズから最大で30%高速化。またグラフィックス機能には、最新のRDNA 2アーキテクチャが採用され、Vegaグラフィックスからパフォーマンスは最大2倍に引き上げられているという。
さらに製造プロセスの微細化や、CPU自体の電力効率の向上、SOCやファームウェアの最適化、LPDDR5や省電力パネルの対応により、ビデオ会議では35%、Webブラウジングでは17%、ビデオストリーミングでは32%も消費電力が低減。バッテリ駆動時間はビデオ再生によるテストで最大29時間、MobileMark 2018のベンチマークで最大26.15時間とされ、一日中外出するようなシーンでもバッテリを充電することなく使用できる。
その他、セキュリティ機能として、AMD独自のセキュリティプロセッサの他、Microsoft Pluton Security、AMD Memory Guard、Windows 11のSecured-Core PC、Hardware Enforced Stack Protection、OEMセキュリティ機能などが利用できる。
製品ラインナップはTDP45Wの「H」シリーズが3種、35Wの「HS」シリーズが3種、28Wの「U」シリーズが2種の計8モデル。またZen 3アーキテクチャを採用する省電力モデルとして「Ryzen PRO 5000U」シリーズ3モデルも新たに追加されている。
文: エルミタージュ秋葉原編集部 池西 樹
AMD: https://www.amd.com/