2022.05.10 10:44 更新
2022.05.09 配信
Western Digital Corporation(本社:アメリカ カリフォルニア州)は2022年5月9日(現地時間)、CMR技術を採用する22TB HDDとSuperSMR技術を採用する26TB HDDを発表。主要顧客向けにサンプル出荷を開始した。
今回発表されたのは大量のデータを保存する必要があるクラウドデータセンター向けの製品で、データを安全かつ高速に扱うことができる「OptiNAND」や、ドライブ内の摩擦を低減するためにヘリウムを充填する「HelioSeal」、トリプルステージアクチュエータなどの機能を採用する。
CMR採用HDDとして今回22TBモデルが追加されたのは「Ultrastar DC HC570 HDD」シリーズで、内部には容量2.2TBのプラッタを10枚実装する。
UltraSMR採用HDDとして今回26TBモデルが追加されたのは「Ultrastar DC HC670 UltraSMR HDD」シリーズで、こちらは1インチあたりのトラック数を増やす高度なエラー訂正アルゴリズムを採用することで、1枚あたりの容量を2.6TBに引き上げた高密度プラッタを10枚実装する。
なおWestern Digitalではビデオ監視向け「WD Purple Pro HDD」やNAS向け「WD Red Pro」、エンタープライズ向け「WD Gold HDD」の22TBモデルも準備中。2022年夏頃を目処にグローバル市場向け発売を開始する。
文: エルミタージュ秋葉原編集部 池西 樹
Western Digital: http://www.wdc.com/