2022.05.10 14:45 更新
2022.05.10 配信
Samsung Electronics Co., Ltd,(本社:韓国)は2022年5月10日、業界初となる512GBのDDR5 DRAMを採用したCXLメモリ製品「512GB CXL Memory Module」の開発を発表した。
昨年5月に試作品が発表されていた、最新のメモリ相互接続CXL(Compute Express Link)規格に対応するメモリモジュールがさらに進化。CXL製品として初めて512GBのDDR5 DRAMを採用したモデルが開発された。
特定用途向けのASIC CXLコントローラを備えた新モデルは、従来のCXL製品に比べて4倍のメモリ容量と1/5のシステムレイテンシを実現。メモリキャッシュによるシステム遅延を大幅に短縮しつつ、サーバーで数十テラバイト級の大容量メモリ環境を構築できる。
CXLはPCI-Express5.0インターフェイスをベースとした業界標準インターコネクト規格であり、製品はEDSFF(E3.S)フォームファクタで提供。CPUやGPUからメインメモリとして認識できる。
なおSamsungは、今年の第3四半期より顧客やパートナー向けに「512GB CXL Memory Module」のサンプリング出荷を開始、商用化を目指していくという。
文: 編集部 絵踏 一
Samsung Electronics Co., Ltd,: https://www.samsung.com/