デバイスのスペックに依存しないアパレル向けXRソリューション

KDDI株式会社（本社：東京都千代田区）は2022年5月18日、Google CloudのImmersive Stream for XRを活用したアパレル販売向け高精細XRマネキンの開発を発表した。

店舗設置型のサイネージやスマートフォンなど様々なデバイスを使用し、アパレル商品を360°好きな角度から確認可能なソリューション。商品の現物がなくとも目の前に存在しているかのように確認できるため、様々なサイズや色の在庫を常時取り揃える必要がない。

Google CloudのImmersive Stream for XRを活用してクラウド上でレンダリング、5Gなどの通信手段を用いてストリーミング配信することを想定。現行のバーチャルサービスと異なり、表示するデバイスのスペックに依存することなく、素材感やサイズ感を確認できるほどの高精細なマネキンを表現できる。

市場規模が減少する一方で商品供給量が倍増するなど、大量消費・大量生産構造になっているアパレル業界を変革。余剰在庫削減による環境負荷の軽減に繋げようという試み。今後KDDIは、パートナー企業とともに実証実験を通じて有効性を検証、実店舗への導入を目指していくという。

文： 編集部 絵踏 一
KDDI株式会社： https://www.kddi.com/