2022.05.25 17:59 更新
2022.05.24 配信
Innodisk Corporation(本社:台湾)は2022年5月24日(現地時間)、COMPUTEX TAIPEI 2022にて-40~85℃の広温度域に対応するPCI-Express4.0 SSDや、M.2フォームファクタの10ギガビットLANカードを展示した。
いずれもエッジAIデバイス向けに設計された製品で、屋外などの過酷な環境でも動作するよう幅広い温度域に対応。また厳格なテストを実施することで、優れた信頼性と高い耐久性を実現している。
「M.2(P80)4TG2-P」は、-40~85℃の温度で動作する名前空間技術対応のPCI-Express4.0(x4)NVMe M.2 SSD。NANDフラッシュは3D TLC、容量は512GB~4TBまでラインナップし、転送速度はシーケンシャル読込7,100MB/sec、書込5,200MB/sec、MTBFは300万時間以上で、DRAMキャッシュやサーマルセンサ、データの整合性を維持するRAID保護機能を備える。
「EGPL-T101」は、世界最小を謳う10ギガビットLANカード。M.2 2280フォームファクタのメインカードと、コネクタを備えるドーターカードで構成され、バスインターフェイスはPCI-Express3.0(x2)、ネットワーク帯域は10Gbpsの他、5/2.5/1Gbpsと100/10Mbpsとの互換性が維持されている。動作温度は0~55℃、消費電力は最大2.5W。
「DDR4 Ultra Temperature ECC SODIMM」は-40~125℃までの超広温度域に対応するDDR4 SO-DIMMメモリ。動作クロックは2,133MHz、2,400MHz、2,666MHz、2,933MHz、3,200MHz、メモリ容量は16GBと32GBで、コネクタには45μの金メッキピンを採用し、抗硫黄処理が施されている。
文: エルミタージュ秋葉原編集部 池西 樹
Innodisk Corporation: http://www.innodisk.com/
COMPUTEX TAIPEI 2022: https://www.computextaipei.com.tw/