2022.07.26 11:42 更新
2022.07.25 配信
Intel Corporation(本社:アメリカ カリフォルニア州)は2022年7月25日(現地時間)、MediaTek(本社:台湾)との戦略的パートナーシップを締結し、MediaTekの半導体製造を請け負うことを発表した。
2021年に設立されたIntelのファウンドリー事業「Intel Foundry Services(IFS)」に基づくパートナーシップ。IFSは最先端のプロセス技術とパッケージング技術を兼ね備えた世界水準のIPポートフォリオにより、他社のファウンドリーサービスと差別化できる点がアピールされていた。今後MediaTekは、スマート・エッジ・デバイスの領域に幅広く対応するチップ製造に、Intelのプロセス技術を導入。IntelもIFSによる製造規模をさらに拡大させることになる。
IFS代表のRandhir Thakurは、今回のパートナーシップ締結について「MediaTekは次のフェーズへの成長を見込んでいるIFSにとって、非常に頼もしいパートナー。最先端のプロセス技術と地理的多様性に富んだ製造力の両面で、次世代のアプリケーションに幅広く対応しMediaTekを支えていく」とコメント。IntelとMediaTekはすでに5Gデータカード製造におけるパートナーシップを築いており、IFSを通じてスマート・エッジ・デバイスへ協力関係を拡大していく。
なお、Intelは新戦略「IDM 2.0」に基づき、オハイオ州やドイツにおいて工場を新設。半導体の製造能力をさらに拡大させていく予定。
文: 編集部 絵踏 一
Intel Corporation: http://www.intel.com/