2022.07.27 11:55 更新
2022.07.27 配信
Micron Technology(本社:アメリカ アイダホ州)は2022年7月26日(現地時間)、業界初の「232層3D TLC NANDフラッシュ」を発表。量産を開始した。
積層数が232層に拡張されたことで、TLC NANDフラッシュとしては最高となる14.6Gb/mm2の高密化に成功。さらにパッケージサイズも従来から28%小型化され、面密度は競合のTLCに比較して35~100%も向上している。
また世界初となる6プレーン動作や、業界最速のI/O速度(2.4GB/sec)により、従来の176層モデルに比べてダイあたりの書込帯域幅は最大100%、読込帯域幅は75%以上改善。さらに従来のI/Oインターフェイスより低電圧な「NV-LPDDR4」をサポートしたことで、データ転送ビットあたりの消費電力が30%以上低減している。
なお今回発表された製品はシンガポール工場で量産され、当面はCrucialのコンシューマ向けSSDとして出荷される予定だ。
文: エルミタージュ秋葉原編集部 池西 樹
Micron Technology: https://www.micron.com/