2022.08.02 11:00 更新
2022.08.01 配信
SK hynix(本社:韓国)は2022年8月1日(現地時間)、DDR5 DRAMをベースにしたCXLメモリ「DDR5 DRAM CXL Memory」の開発に成功したことを発表した。
従来より大容量なメモリを可能にする、サーバー向け最新メモリ相互接続規格CXL(Compute Express Link)に対応するメモリの新製品。今回発表された製品のメモリチップは1anm技術で製造される24Gb DDR5 DRAMを採用し、容量は1台あたり96GB。
またコントローラは最新のCXL向けICを採用。バスインターフェイスはPCI Express 5.0(x8)で、フォームファクタはEDSFF E3.Sに対応する。
CXLメモリはPCI Express接続でCPUと接続可能。従来のメモリと同等以上の帯域幅と大容量を可能にする |
なお現時点ではEDSFF E3.Sに対応するサーバーがないため、SK hynixではテスト用にPCI Expressスロットに対応した評価サンプルも用意している。さらにシステムパフォーマンスの向上や、監視機能などを備えたCXLメモリ対応の開発キット「HMSDK」(Heterogeneous Memory Software Development Kit)も準備中。2022年第4四半期よりオープンソースとして提供される予定で、ソフトウェアの開発者はCXLメモリをより効率的に使えるようになるという。
文: エルミタージュ秋葉原編集部 池西 樹
SK hynix: https://www.skhynix.com/