最大68の同時クラウドゲーム配信に対応

Intel Corporation（本社：アメリカ カリフォルニア州）は2022年8月24日（現地時間）、「Xe HPG」アーキテクチャを採用するデータセンター向けグラフィックスカード「Intel Data Center GPU Flex」シリーズを発表した。

クラウドゲームやメディア配信、AI推論、メタバース、ビジュアルクラウドなど多様なワークロードに対応するデータセンター向けGPU。「Xe HPG」アーキテクチャを採用し、業界初となるハードウェアベースのAV1エンコーダを搭載。最大68の720p/30fpsクラウドゲーム同時配信、最大36の1,080p/60fpsメディア同時配信などが可能という。

「Intel Data Center GPU Flex 170」はシリーズの上位モデルにあたり、Xeコア32基、ストリームプロセッサ4,096基を搭載、TDPは150W。演算性能は単精度浮動小数点演算16TFLOPS、8bit整数250TOPSとされ、メモリはGDDR6 16GBを実装する。

「Intel Data Center GPU Flex 140」はXeコア16基、ストリームプロセッサ2,048基を搭載し、TDPは75W。演算性能は単精度浮動小数点演算8TFLOPS、8bit整数105TOPSとされ、メモリはGDDR6 12GBを実装する。

いずれもレイトレーシングに対応し、接続インターフェイスはPCI Express 4.0、CPUは第3世代Intel Xeon Scalableプロセッサをサポート。冷却はファンレス設計を採用する。

なお「Intel Data Center GPU Flex」シリーズを搭載したサーバー製品は、Dell、HPE、H3C、Inspur、Lenovo、Supermicroからリリースされる。

文： 編集部 絵踏 一
Intel Corporation： http://www.intel.com/