最大15桁のPIN入力でアクセス可能。連続解除失敗でデータ自動消去も

Kingston Technology（本社：アメリカ カリフォルニア州）は2022年9月12日（現地時間）、FIPS 140-3認証を取得した業界初のセキュアUSBメモリ「IronKey Keypad 200」を発表した。容量ラインナップは8GB/16GB/32GB/64GB/128GBの5モデル展開。

軍用グレードの最新セキュリティ認証であるFIPS 140-3認証を取得した、ハイレベルなセキュリティ性能を特徴とするUSBメモリ。OSに依存しない英数字入力が可能なキーパッドを搭載し、最大15桁のパスコードを設定してデータを守ることができる。なお、ロック解除用にバッテリも内蔵している。

パスコードは管理者用とユーザー用を登録できるマルチPINオプションを採用。ログインに10回失敗するとユーザーPINがロックされるが、管理者PINを使用すれば再度利用可能になる。なお管理者PINを10回連続で失敗した場合は、ハードウェア保護機能の「Brute Force attack protection」により暗号化消去、データを永久に破壊する。

なお、キーパッドは指紋の分析によるPIN解析を防ぐ保護ポリマー層でコーティング済み。フレームは不正な分解を防ぐ頑丈なエポキシコーティングにより、内部構造へのアクセスを防いでいる。

接続インターフェイスはUSB 3.2 Gen1で、最大読込145MB/s、最大書込115MB/s。データ書込はXTS-AES 256bitのハードウェア暗号化に対応する。本体はIP57の防水・防塵に対応、外形寸法は幅20mm、奥行き80mm、高さ10.5mm。

文： 編集部 絵踏 一
Kingston Technology： https://www.kingston.com/