2022.09.14 16:20 更新
2022.09.14 配信
シャープ株式会社(本社:大阪府堺市)は2022年9月14日、防水・防塵性能を備えた手のひらサイズの小型USBドングル型ローカル5G対応端末について、試作の提案が総務省に採択されたことを発表した。
総務省の「令和4年度 課題解決型ローカル5G等の実現に向けた開発実証等(端末システム試作事業)」の公募に応じたもので、シャープは「過酷なフィールドでの利活用を想定した防水・防塵・小型USBドングル端末の試作」を提案。7月25日に採択を受けていた。
ローカル5G環境を構築する際、屋外など過酷な場所や設置スペースの確保が難しい場合でも、周辺の建物や障害物の影響を受けずに安定的な通信を可能にすることを想定。IPX7の防水とIP6Xの防塵、MIL-STD-810H規格の14項目をクリアする耐久性を備えるとともに、PCとUSBケーブルで接続可能で、なおかつ設置の自由度を向上させる小型USBドングル端末という形状が選択された。
ローカル5Gバンドはn79で、ネットワーク方式は5G SA(Standalone)、チャネル帯域幅100MHzに対応。高速な上り通信速度を確保するため2×2 MIMOに対応し、ローカル5G試験エリア内での試作機を用いた検証も予定しているという。
文: 編集部 絵踏 一
シャープ株式会社: https://corporate.jp.sharp/