2022.09.21 00:30 更新
2022.09.20 配信
NVIDIA Corporation(本社:アメリカ・カリフォルニア州)は2022年9月20日(現地時間)、オンラインカンファレンス「GTC 2022」の基調講演においてAda Lovelaceアーキテクチャを採用するコンシューマ向け最新GPU「NVIDIA GeForce RTX 40」シリーズを発表した。
GeForce RTXシリーズとしては第3世代となるAda Lovelaceアーキテクチャは、TSMC 4Nプロセスで製造され、トランジスタ数は760億、CUDAコア数は最大18,000コア以上で、Ampere世代から70%増加している。
新アーキテクチャ名の由来は、世界初のコンピュータプログラマと言われているイギリスの数学者Ada Lovelace氏 |
Ada LovelaceではTuringやAmpereから大幅にワットパフォーマンスが向上している |
またメモリにはMicronのGDDR6Xを採用し、最高約200RT TFLOPSの第3世代RTコアや、約1.4 Tensor PFLOPSの第4世代Tensorコア、従来から2倍以上のパフォーマンスを備える新ストリーミングプロセッサなどを搭載する。
「DLSS3」を有効化することで、ネイティブでの描画に比べてパフォーマンスを最大4倍に引き上げることができる |
さらにOptical Flow AccelaratorやGame Engine motion vector、Convolutional Autoencoder AI、Reflex Super-low-latancy Pipeline等で構成される「DLSS 3」を実装。グラフィックパイプラインを介さずフレームを生成することができるため、CPU/GPU負荷の大きいゲームで特に効果があり、DLSS無効時に比べてパフォーマンスを最大4倍に引き上げることができるという。
フラッグシップモデル「GeForce RTX 4090」はCUDAコア数16,384基、メモリはGDDR6X 24GBを搭載し、GeForce RTX 3090 Tiと比較して2~4倍のパフォーマンスを発揮するという。グローバル市場向けには10月12日より発売が開始され、価格は1,599ドル。
ハイエンドモデル「GeForce RTX 4080」はCUDAコア数9,728基、GDDR6X 16GBメモリと、CUDAコア数7,680基、GDDR6X 12GBメモリの2モデル展開で、GeForce RTX 3080 Tiとの比較では2~4倍のパフォーマンスを発揮するという。グローバル市場向けには11月より発売が開始され、価格はGDDR6X 12GBモデルが899ドル、GDDR6X 16GBモデルが1,199ドル。
文: エルミタージュ秋葉原編集部 池西 樹
NVIDIA Corporation: http://www.nvidia.com/