2022.09.28 01:20 更新
2022.09.27 配信
Intel Corporation(本社:アメリカ カリフォルニア州)は2022年9月27日(現地時間)、「Intel Innovation」を開催。開発コードネームRaptor Lakeこと「第13世代Intel Coreプロセッサ」を発表した。なおグローバル市場向けには10月20日より発売が開始される。
第12世代Intel Coreと同様、高効率・省電力な「Eコア」と、パフォーマンスを追求した「Pコア」の2種類のコアを組み合わせたハイブリッド構成を採用。ただし、Eコア数が最大8コアから最大16コアへと倍増している。
またブーストクロックは最高5.8GHzに向上。さらにキャッシュ容量も、PコアのL2キャッシュは1.25MBから2.00MBに、Eコア(4コアあたり)のL2キャッシュは2MBから4MBに、L3キャッシュは最大30MBから最大36MBへと拡張されている。これにより、シングルスレッド処理は15%、マルチスレッド処理は41%も向上しているという。
製品ラインナップは、Pコアが8コア/16スレッド(ベース3.0GHz/最高5.8GHz)、Eコアが16コア(ベース2.2GHz/最高4.3GHz)の「Core i9-13900K/KF」、Pコアが8コア/16スレッド(ベース3.4GHz/最高5.4GHz)、Eコアが8コア(ベース2.5GHz/最高4.2GHz)の「Core i7-13700K/KF」、Pコアが6コア/12スレッド(ベース3.5GHz/最高5.1GHz)、Eコアが8コア(ベース2.6GHz/最高3.9GHz)の「Core i5-13600K/KF」の計6モデル。
製造プロセスはIntel 7、ソケットはLGA1700で、メモリはDDR5-5600/DDR4-3200に対応。GPUコアは(KFモデルは非搭載)Xeアーキテクチャを採用するIntel UHD Graphics 770を内蔵する。
新チップセットIntel Z790も同時リリース。また詳細については解説がなかったがノートPC用の第13世代Intel Coreプロセッサも用意される予定だ |
またチップセットは従来のIntel 600シリーズも使用できるが、新チップセットとしてIntel Z790も同時リリース。こちらはPCI Express 4.0が12レーンから20レーン拡張されている他、USB 3.2 Gen 2×2ポートも増加している。
文: エルミタージュ秋葉原編集部 池西 樹
Intel Corporation: http://www.intel.com/