2022.10.03 10:56 更新
2022.10.01 配信
Google Inc.(本社:アメリカ カリフォルニア州)は2022年10月1日、、まるで棒のような形状のDIYキーボード「Gboard 棒バージョン」のコンセプトを公開した。
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「入力したい文字をキーボードの上下左右から探し回る」という問題を改善しようとした結果、探す方向を一方向だけにすることを思いついたというのが開発の経緯。全てのキーを一列に配置することで、入力したい文字が探しやすくなると謳われている。ラインナップは、一般的なキーボードに近い「1次元 QWERTY 配列」と、ABC順の「ASCII コード配列」。ちなみに10月1日に公開されたのは、拡張キーボードの元祖的な存在である101キーボードにあやかったものだとか。
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また、文字が探しやすい以外には「仕事中でも人知れずストレッチできる」「ピアノのように二人で連弾を楽しめる」といった、エイプリルフールじみたメリットをアピール。「奥行きがこれまでのキーボードの約1/5になる」という点は、大幅に増加する横幅とのトレードオフになるだろうか。
また、「ちょっとしたすきまに収納できる」「家具の後ろに落とした小物をかきだせる」など、およそキーボードらしからぬ活用方法まで挙げられている。
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なお、Googleはこれまでも「物理フリックバージョン(2016)」や「スプーン曲げバージョン(2019)」、「湯呑バージョン(2021)」といった変わり種キーボードを提案しており、今回の「Gboard 棒バージョン」はその最新作。今後は絵文字入力や持ち運び便利な丸めるバージョン、文字を含めたロング棒バージョン、七色に光るゲーミングバージョンなどの開発を検討しているという。
「Gboard 棒バージョン」は具体的な製品発売の予定こそないものの、3Dプリンターやプリント基板加工機を利用して自作するための設計図や回路図、ファームウェアなどがオープンソースとして公開されている。
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文: 編集部 絵踏 一
Google Inc.: https://www.google.com/