2022.11.04 10:19 更新
2022.11.03 配信
GIGABYTE TECHNOLOGY(本社:台湾)は2022年11月3日(現地時間)、冷却液にサーバーを沈めて冷却するデータセンター向け液浸冷却システムを発表した。
今回発表された液浸冷却システムは、専用のタンクと対応サーバーで構成され、サーバー周辺の液体の温度をリアルタイムに監視して、冷却液の温度が35℃を維持するようにスマートに制御することで安定した動作が可能。またタンク内にはバックアップユニットも装備され、1つの液浸冷却システムが故障した場合でも運用を続けることができる。
専用タンクユニットは21U分のラックと、4つの個別の1Uラックを備える「25U EIA Tank」と、18OU分のOUラックと2OU(Power Shelf)分のOUラック、2つの個別の1Uラックを備える「18OU OCP Tank」の2モデルがラインナップ。
いずれも最大80kWまでの放熱ができ、クーラント液は800リットル、タンクサイズは0.91×1.28×1.49m、重量450kg、クーラントユニットのサイズは0.9×0.55×1.62m、重量300kg。フットプリントはいずれも2.04×0.91mで、水流量は240LPM、サーバー長は900mmまで。
G152-Z12 |
また液浸対応サーバーとして、1UサイズのGPUサーバー「G152-Z12」も同時リリース。CPUはEPYC 7003シリーズに対応し、PCI Express 4.0接続のGPUカードを2枚搭載可能。メモリはDDR4 RDIMM/LRDIMM×8、ネットワークはデュアル10ギガビットLANで、本体サイズは幅448mm、奥行き808mm、高さ43.5mm。
文: エルミタージュ秋葉原編集部 池西 樹
GIGABYTE TECHNOLOGY: https://www.gigabyte.com/