2023.01.06 12:52 更新
2023.01.06 配信
シャープ株式会社(本社:大阪府堺市)は2023年1月6日、超軽量ボディと高精細映像を実現したスマートフォン接続型のVRヘッドセット「VR用ヘッドマウントディスプレイ」のプロトタイプ開発を発表した。今週末まで米ラスベガスで開催されている「CES 2023」に参考出展されている。
VR用超軽量ディスプレイや超薄型かつ明るい接眼用レンズを採用し、スマートフォン開発で培った小型化技術・ノウハウにより、約175gの超軽量ボディを実現。長時間使用しても疲れにくく、コンパクトに折りたためるため外出先にも手軽に持ち運ぶことができる。
ディスプレイは4K(片眼2K×2)解像度および120Hz駆動に対応するほか、ポリマーレンズの採用で超高速オートフォーカスに対応した独自のRGBカラーカメラモジュールを搭載。現実世界の周囲の様子を映像として取り込む「カラースルー映像表示機能」、VR空間上の一部に現実世界の周囲の映像をウインドウ表示する「POPUP映像表示」機能に対応する。
ポリマーレンズの厚みを変化させてピントを合わせる仕様のため、一般的なカメラよりピント合わせが速く、ピント位置が動いても映る範囲が変わらないことから、VR酔いもしにくいという。また、2つのモノクロカメラも搭載し、手の動きを認識してVR操作に反映する「ハンドトラッキング機能」にも対応。コントローラがなくとも直感的な操作が可能になる。
文: 編集部 絵踏 一
シャープ株式会社: https://corporate.jp.sharp/