2023.02.16 11:16 更新
2023.02.15 配信
Intel Corporation(本社:アメリカ カリフォルニア州)は2023年2月15日(現地時間)、最新のワークステーション向けCPU「Xeon W-3400」「Xeon W-2400」シリーズプロセッサを発表した。
“Sapphire Rapids”の開発コード名で呼称されていたCPUで、メディアやエンターテインメント、エンジニアリング、データ・サイエンスといった幅広い分野のプロフェッショナル・ユーザー向けに設計。DDR5 RDIMMメモリやPCI Express 5.0、Wi-Fi 6Eなどの最新技術に対応するほか、ECCメモリなどと連動したリモート管理可能なIntel vPro Enterprise Technologyにより、ワークステーションの稼働時間を最大化するという。
最上位モデルは最大56コアで構成される「Xeon w9-3495X」で、新設計のメモリコントローラと最大105MBに大容量化したL3キャッシュを特長とする。CPUチップレットを結合したEmbedded Multi-die Interconnect Bridge(EMIB)を採用。Intel Turbo Boost Max Technology 3.0により最大4.8GHzで動作し、前世代に比べてシングルスレッド性能が最大28%、マルチスレッド性能は最大120%向上したという。
メモリは8チャネル最大4TBのDDR5 RDIMMをサポート。RDIMMながらDDR5 XMP 3.0に業界初対応、オーバークロックも可能になる。また、CPU直結のI/Oは「Xeon W-3400」が最大112レーン、「W-2400」は最大64レーンのPCI Express 5.0接続に対応する。そのほか、AI処理は第3世代のIntel Deep Learning Boost(AMX/Bfloat16)を搭載し、ディープラーニングの学習と推論処理が高速化される。
「Xeon W-3400」「Xeon W-2400」シリーズプロセッサは2月15日より予約注文が開始され、搭載システムの発売は3月を予定。359ドル(Xeon w3-2423)から5,889ドル(Xeon w9-3495X)までの推奨価格が設定されている。
文: 編集部 絵踏 一
Intel Corporation: https://www.intel.com/