DSD512、PCM 32bit/768kHzのハイレゾ再生が可能

株式会社コペックジャパン（本社：東京都渋谷区）は2023年2月27日、Cayinブランドのフルディスクリート構成ポータブルオーディオプレイヤー「N7」について、新規取り扱い開始を発表した。発売は3月7日より開始され、市場想定売価は税込289,850円。

オペアンプベースの製品に比べて音の微調整ができ、優れた性能を発揮することから、DAC、LPF、ヘッドフォンアンプをディスクリート回路で構成。基板には干渉を最小限に抑えるとともに、信号経路のレイアウトや長さをできる限り統一するため、左右対称の両面基板を採用している。

またDSDフォーマットのために厳選して設計した「ピュア1-bit DSD DAC」や、省スペース、低消費電力なLPF、低インピーダンスのインイヤーモニターやポータブルヘッドホン向けに最適化したハイパワー・ローノイズ出力のヘッドホンアンプなど、回路設計にもこだわることで高品位なサウンド再生を可能にしている。

さらにOSには独自カスタマイズを施したAndroid 12を搭載し、Google Playもプリインストール。これにより、好みのオーディオプレイヤーやストリーミングアプリを追加することができる。

主なスペックは画面サイズは5型（1,080×1,920ドット）、CPUはSnapdragon 665、メモリは4GB LPDDR4、ストレージは64GBで、最大1TBまでのmicroSDカードを増設可能。ネットワークはIEEE802.11a/b/g/n/ac無線LAN、Bluetooth 5.0に対応する。

オーディオはPCMが最大32bit/768kHz、DSDが最大512まで。フォンアウトは3.5mm（シングルエンド）、4.4mm（バランス）、ラインアウト/プリアウトは3.5mm（シングルエンド）、4.4mm（バランス）で、デジタルインターフェイスはmini-HDMI（I2S出力）とUSB Type-Cを備える。

バッテリ容量は9,000mAh、連続駆動時間は最大10時間、本体サイズは幅77.8mm、奥行き142mm、高さ22.2mm、重量380g。

文： 編集部 池西 樹
株式会社コペックジャパン： https://kopek.jp/