超広帯域再生に対応する専用ドライバーユニット搭載

ソニー株式会社（本社：東京都港区）は2023年4月11日、クリエイター向け背面開放型モニターヘッドホン「MDR-MV1」を発表した。発売日は5月12日で、市場想定売価は59,000円前後。

ドライバーユニット背面を音響的に塞がない、背面開放型ハウジング音響構造を採用することで、ヘッドホン内部の反射音を低減し、信号処理で付与された反射音への影響を抑えて正確に音場を再現可能。またドライバーユニットの前面と背面をつなぐ開口部を広くすることで音響レジスターによる通気のコントロールを最適化することで、色付けの少ない自然で充実した低音域再生ができ、クリエイターが意図した音場を忠実に表現できるという。

さらに5Hz～80kHzの超広帯域再生と、広ダイナミックレンジ再生に対応する40mm専用ドライバーユニットには、歪みにくく柔軟な振動板を搭載し、立体音響音源がもつ定位感や空間情報を正確に再現できる。

その他、肌触りが良いスエード調人工皮革と十分な厚みのある低反撥ウレタンフォームによる快適な装着感のイヤーパッドや、メンテナンス性に優れ、様々な接続先に対応する着脱式ケーブルなどを採用する。

主なスペックは最大入力1,500mW、インピーダンス24Ω（1kHz）、感度100dB/mW、本体重量は約223g（ケーブル含まず）。

文： 編集部 池西 樹
ソニー株式会社： https://www.sony.co.jp/