2023.04.13 12:38 更新
2023.04.13 配信
ソニー株式会社(本社:東京都港区)は2023年4月13日、厳密な色評価やカラーグレーディングが可能な4K HDR対応の31型マスターモニター「BVM-HX3110」を発表した。市場想定売価は税抜3,980,000円で、11月に発売予定。
「BVM-HX3110」は、新開発の二層液晶パネルと独自の信号処理技術を用いた「TRIMASTER HX」を搭載するマスターモニターの最上位機種。長年の業務用ディスプレイ開発で培った画質と高い信頼性を結集させた技術で、4,000cd/m2の高いピーク輝度や高速動画応答機能を特徴とする。また、外光反射を抑える技術によりパネル表面の外光反射を大幅に軽減、広い視野角を獲得している。
そのほか、コンテンツクリエイターから要望が多かった、SMPTE ST 2110信号用の標準IPインターフェイスにソニーの業務用ディスプレイとして初対応。ライブ制作環境向けの「Networked Live」にて、生放送の前や放送中に撮影チームが画質やスイッチング状況を確認できる。
「BVM-HX3110」と同じ広色域を採用し、連携して使用できる18型マルチフォーマット液晶ディスプレイ「LMD-A180」も同時リリース。撮影現場に持ち込んでの画質確認に適しており、一般的なモニタリング目的でラックに固定して使うことも可能。狭額縁化により画面サイズは大型化したものの、従来モデルと同じラックスペースに設置できる。
文: 編集部 絵踏 一
ソニー株式会社: https://www.sony.jp/