2023.06.16 06:00 更新
2023.06.15 配信
Intel Corporation(本社:アメリカ カリフォルニア州)は2023年6月15日(現地時間)、次世代CPU「Meteor Lake」に合わせてCPUの新ブランド「Core Ultra」「Core」の立ち上げを発表した。
Intelでは2008年に登場した「Core i」以来、15年間にわたり「Core i」というブランド名、3/5/7/9の4つのティア、モデルナンバーの組み合わせでCPUを区別していた。しかし、Meteor LakeではIntel初の製造プロセスであるIntel 4の採用や、3Dパッケージ技術「Foveros」によるチップレット設計、専用AIエンジンの追加といった大規模な改良が加えられ、これまでのブランド命名規則でCPUを区別するのが難しくなったという。
現在のCore iブランドでは、Core iの後に3/5/7/9の4つのティアを組み合わせ、その後にモデルナンバーが来る命名規則を採用している |
次世代CPU「Meteor Lake」に合わせてブランドが刷新。プロセッサ名の表記規則も変更される |
従来の「Core i」ブランドは「Core」ブランドに変更され、“i”の文字が省略された他、型番から世代を表す文字も省略される。なおティアは3/5/7の3種類がラインナップし、最終的な型番は「Intel Core 5 processor ##xx」のように表記される。
さらに“最高峰のクライアント向けCPU”のブランドとして「Core Ultra」という上位ブランドが新たに追加される。「Core」との違いについては現時点で明らかにされていないが、ティアは5/7/9の3種類がラインナップし、型番の表記は「Intel Core Ultra 7 processor ##xx」のようになる。
またIntel Evo検証済みの設計は「Intel Evo Edition」ブランドへ変更される他、商用システム向けのIntel vProには「Intel vPRO Essentials」「Intel vPRO Enterprise」のバッジが追加。さらにIntel CPUとIntel GPUを組み合わせたバッジも新たに紹介された。
Intel vPROには「Intel vPRO Essentials」「Intel vPRO Enterprise」が追加 |
Intel Evo規格の認証バッジは「Intel Evo Edition Platoform」に変更される | Intel CPUとIntel Graphicsを搭載するバッジ |
文: 編集部 池西 樹
Intel Corporation: https://www.intel.com/