CPU性能は10％向上、最大120fpsのフルHD+ディスプレイに対応

Qualcomm Incorporated（本社：アメリカ）は2022年6月27日、エントリー向けの最新SoC「Snapdragon 4 Gen 2」を発表した。搭載端末は2023年後半に発表される予定。

エントリー向け「4」シリーズでは初めて4nmプロセスで製造されるSoCで、バッテリライフの延長とプラットフォーム全体の効率を向上させるよう設計されている。CPUは最大2.2GHz動作のQualcomm Kryo CPUを搭載し、前世代からパフォーマンスが最大10％向上、メモリは最大3,200MHz動作のLPDDR5をサポートする。

また、Qualcomm Quick Charge 4+に対応し、15分で最大50％のバッテリを充電可能。GPUはQualcomm Adreno GPUを内蔵し、フルHD+ディスプレイにおける最大120fpsのリフレッシュレートをサポートしている。

画像処理プロセッサは、1,600万画素のデュアルカメラおよび最大3,200万画素のシングルカメラをサポート。マルチフレームノイズリダクションに加えて、4シリーズで初めてMulti Camera Temporal Filtering (MCTF)がハードウェアベースで組み込まれ、低ノイズな高画質動画撮影を可能にしている。

そのほか、モデムは5Gに対応するシリーズ初のSnapdragon X61 5G Modem-RF Systemが統合。5Gの通信速度は下り最大2.5Gbps、上り最大900Mbpsに対応する。

文： 編集部 絵踏 一
Qualcomm Incorporated： https://www.qualcomm.com/