2023.07.11 18:13 更新
2023.07.11 配信
Swissbit(本社:スイス)の日本法人スイスビットジャパン株式会社(本社:東京都新宿区)は2023年7月11日、小容量フラッシュストレージの新製品として、組み込み向けBGAタイプのeMMC「EM-30」シリーズとSD/microSDカード「S-56(u)」シリーズを発表した。
大容量を必要としない、充電ステーションやスマートメータ、PVインバータなどグリーンIoTテクノロジー用途を想定した小容量フラッシュストレージ。いずれも3D TLC NANDをベースとした製品で、容量は4~8GB。ちなみにSwissbitの3D TLC NANDはより高価なSLCと同等、MLCを上回る性能を発揮するとされる。
「EM-30」シリーズは、eMMC 5.1仕様に準拠した153ボールBGAタイプのフラッシュストレージ。産業用3D TLC NANDをベースとした製品で、-40~85℃の動作温度環境に耐えられるよう設計されている。転送速度はシーケンシャル読込最大280MB/s、同書込最大120MB/s、ランダム読込11,000 IOPS、同書込16,000 IOPS。
「S-56(u)」シリーズは、高耐久仕様のSD/microSDカード製品。転送速度はシーケンシャル読込最大95MB/s、同書込最大74MB/s、ランダム読込2,200 IOPS、同書込1,300 IOPS。最大100,000 PEサイクルの書込耐久を備え、小規模データのロギング用途に対してもSLC以上の耐久性を発揮するとされる。
文: 編集部 絵踏 一
スイスビットジャパン株式会社: https://www.swissbit.com/ja/