Roon Coreおよびストリーミング対応のfidata第2世代モデル

株式会社アイ・オー・データ機器（本社：石川県金沢市）は2023年7月26日、ハイエンドオーディオサーバー「fidata AS2」を発表した。市場想定売価は税込1,320,000円で、9月下旬に発売予定。

最新のオーディオサービスとハイエンドシステムを組み合わせ、「考えられるあらゆるオーディオ向けのテクノロジーを盛り込んだ」と謳うfidataの第2世代モデル。Roon Coreとして動作するほか、ストリーミング再生を可能にするStreamerとしての機能を両立。ストリーミングサービスはSpotifyやQobuz（Roon連携）などのほか、Amazon Music Unlimited（後日アップデート）に対応する。

RoonLab社が提供するROCK（Roon Optimized Core Kit）をシステム上に標準搭載したことで、自動アップデートやRoonが求める高負荷な処理を実現。これまでfidataで培った技術により「他には類を見ない高いレベル」のハイエンドRoonサーバーとして運用できるという。

システムとしては、CPUにIntel Core i3を採用し、ストレージは2TB NVMe SSD×2構成の4TBを内蔵。ネットワークは10ギガビットLANを備える他、新たにSFPポートも追加されている。内部にはノイズ対策と伝送品質にこだわった回路設計を採用、オーディオ回路に加えUSBの電源ライン上にもオーディオグレードのコンデンサを配置した。また、電源部にはTDKラムダ製ホスピタルグレード150W電源ユニットが採用されている。

4mm厚のアルミ天板を備える高剛性フルメタル筐体は、外形寸法が幅350mm、奥行き350mm、高さ67mm、重量約7.2kg。底面は5点支持のアルミ削り出しインシュレーターで支えられている。

文： 編集部 絵踏 一
株式会社アイ・オー・データ機器： https://www.iodata.jp/