2023.08.22 16:08 更新
2023.08.22 配信
ADLINK Technology(本社:台湾)は2023年8月22日、Jetson AGX Orinモジュールを採用したAIコントローラ「RQX-59」シリーズを発表した。
AIに特化したロボットおよび自動運転アプリケーション向けに設計された製品で、Jetson AGX Orinモジュールを採用したことで前世代からAI性能は6倍に向上。また最大8台のGMSL2カメラまたはFPD-Link IIIカメラの同時動作ができ、さまざまなアプリケーションでデータのキャプチャと正確な意思決定のための状況認識ができるようになる。
主なスペックはCPUが8コア/64bit対応のArm Cortex-A78AE v8.2、GPUは1,762基のCUDAコアと56基のTensorコアを搭載し、メモリは32GB LPDDR5(256bit)、ストレージは64GB eMMCで、ディスプレイ出力はHDMI 2.1×1。ネットワークはギガビットLAN×2、インターフェイスはUSB 3.0 Type-A×4、USB 3.0 Type-A×2(ロックコネクタ)、OTG×1、COM×1など。
拡張スロットはM.2 2280/3042×1、M.2 2230/1630×1、M.2 3042/3052×1、USIM×1。本体サイズは幅190mm、奥行き210mm、高さ80mmで、製品にはウォールマウントキットも用意される。なおOSはUbuntu 20.04 L4Tで、SDKはADLINK Neuron SDK、NVIDIA Jetson SDK、Jetpack 5.0.2以上をサポートする。
文: 編集部 池西 樹
ADLINK Technology: https://www.adlinktech.com/