2023.08.30 18:34 更新
2023.08.30 配信
株式会社アイ・オー・データ機器(本社:石川県金沢市)は2023年8月30日、電子データのタイムスタンプを押印できるタイムスタンプ専用端末「APX2-TSI3」を発表した。市場想定売価は税込602,800円とされ、9月中旬の出荷を予定している。
セイコーソリューションズが提供するセイコータイムスタンプサービスに対応したタイムスタンプ付与専用の端末。知的財産の保護や改正電子帳簿保存法(電帳法)に対応するため、電子データの原本化に有効なタイムスタンプを5年間追加費用なしで押印できる。タイムスタンプの有効期限は10年間で、押印間隔は30秒。
タイムスタンプは、PDFをはじめオフィス文書、写真・動画など、様々なデジタルデータに付与可能。追加費用が発生しないため、付与するデータの選別や月々の付与数を管理する必要もない。また、別売りの電子帳簿保存法対応アプリケーション「命名くん」と組み合わせることで、ファイル名変更作業を軽減できる。
Windows 10 IoT Enterprise 2021 LTSCを搭載するシステムで、ハードウェアとしてはCore i3-12100TE、メモリ8GBなどで構成。ストレージはSATA SSD×2を採用し、ホットスワップおよびRAID 0/1(出荷時RAID 1)に対応する。そのほか、インターフェイスは10ギガビットLAN+2.5ギガビットLAN、HDMI、USB 3.1 Gen2×2、USB 3.0×2、USB 2.0×1を備える。
外形寸法は約幅101mm、奥行き210mm、高さ160mm、電源はACアダプタ。なお、製品には「訪問安心保守5年間(SSD返却不要タイプ)」が含まれている。
文: 編集部 絵踏 一
株式会社アイ・オー・データ機器: https://www.iodata.jp/